mk8426の「仮」ぺえじ!10000HIT記念寄贈作品

可愛いアノ娘は・・・!?

喫茶KUBOTA・1

作:kagerou6

 

 

このお話は、某県某市にあるとある喫茶店のお話である

ココは美人と名高い姉と可愛い妹の二人で切り盛りしている喫茶店『KUBOTA』

だが、そんな二人には秘密があったのです!

誰からも好かれている妹は・・・

 

「雅美さん真美ちゃん・・・オハー・・・」

店に入ってくるなりそう慶さんは言う。
「今日も可愛いね!」そう言ってカウンターに座った。
「おはよう・・・いつもの?」姉はそう客に答える。
僕は出きるだけ近付かない様にしてコップを置いた。

「う〜ん・・・可愛いお尻・・・」

そんな声と共にぼくのお尻になにかが触った。

ガッイーン

ぼくは持っていたトレイで男の頭を叩いていた!・・・AP300、男は倒れた!・・・

「ちょっと・・・この子がやめたらどうしてくれるの?慶さん・・」姉はそう言って笑っている。
「ひどいんでないかい?雅美さん・・・」そう姉に言い返している。
「少しくらい良いじゃない・・・」そう言って頭をさする。
「ココは喫茶店なんです・・・お触りバーなんかじゃないの!」そう言ってまた僕は頭を叩いた!・・・AP1200、クリティカルヒット・・男はカウンターにひれ伏した!

「親父・・・そんな事言ってると・・・」脇の席にいた若い男が言い出した。
「明日から・・・夜道を歩けなくなるぞ?」
はっきり脅しである!

「まあまあ・・・二人とも・・・」そう言って雅美は間を取り持った。
「あんまりそんな言い方してちゃ・・・ほらあの子が怯えてる・・・」そんな声に二人は僕を見つめる。
見つめられてつい僕は俯いてしまった!

「真美ちゃん・・・可愛いー・・・・」

二人はそんな僕にそう言い近付いてくる。
僕は後ずさりをしながら姉に眼をやった。
「あ・・・真美・・・コッチに来て・・・」そうぼくを呼んでくれた。
「真美ちゃん・・・モーニングね・・・」そう慶さんは言ってきた。
「・・・ハイ・・・」ぼくは俯き加減に呟いてレシートを書き込む。

姉はコーヒーとトーストを準備しぼくはサラダを盛り付ける。
「どうぞ・・・」僕がトレイを置くとまた慶さんはお尻を触ってきた!

ぼくは笑って優しく頭を軽く?叩き!・・AP30000!頭が隆起した(つまりコブ!)・・・レシートを取りあげて書き込んだ!

お尻代・・・10000円

そう極太の字で書いて!慶さんの目の前に静か?に置いた。
「まからない?」
「まからない!」僕はそう言いきる!
「いいじゃん・・・常連なんだから・・・」レシートを見ながらそんな事を言う慶さん・・・・
「ツケを溜める人は”常連”なんて言いません!」姉はそう慶さんに追い討ちをかける!
「それとも・・・5○ー4○71に電話しても良いの?」
「あ・・・それは拙い・・それは勘弁!」いきなり態度を変えて言い出す慶さん。
「じゃあ・・明日は雅美さんにしよ・・・」モーニングを食べながらそう慶さんは呟いていた。

「あたしは・・・絶対イヤ!・・・」そう姉は慶さんに微笑見ながら答える。

我侭な姉であった。

 

「ランチの後は・・休憩してて良いわよ・・・」姉はそうぼくに言った。
洗い物をしていたぼくは返事をして振りかえる。
「じゃあ姉さん先に休むね!」

「真美ちゃん!」

いきなり声が掛かる・・・まるで待っていたかのように・・・

「今度デートしない?」

いきなりカウンターにいた男はそう言ってぼくの手を握る。

「死んでもヤ!」

ぼくはにこやかな顔で答えた。

「親衛隊の前で良くもそんな事を・・・」

いきなりそんな事を言って男に殴り掛かる学生!
嬉しいといえばいいのか、悲しいと言えばいいのか良くある事・・・いや毎日・・・だった。

「やめて!・・・お店が・・・壊れちゃう!」

僕は涙ながら顔を両手で隠し訴えた。
二人はそんな僕に罪悪感を感じたのかケンカをやめ店を出て行った。
「モテて良いわね・・・真美」そんな光景を見ていたのか姉はそう僕に言って来た。
「モテたくないよ・・・ぼくは・・・」お客に判らない様に自分の足元に揺れるスカートを見てため息をついていた。

 

僕がこんな格好をしているのには訳があった。
元々姉一人でお店を切り盛りしていたのだがなかなかお客が来なかった・・・まあ、それなりにはいたのだが・・・
大学に拒否され(涙)た僕は、姉の店の手伝いをしながら勉強をしていた。
ある日、店には誰もお客はいない状態で姉は一人暇を持て余していた。
「・・・お客・・・いないね・・・」僕はそう言ってカウンターの奥に座り参考書を読んでいた。
「今はまだ時間じゃないから・・・」姉はそう言って僕の前にコーヒーを置いた。
しばらく二人で話をしていたがその日は本当にお客が来なかった!
「なんだか・・・変だね」僕はそう言って窓の外を見る。
「こんな日もあるのよ・・・仕方ないけど」姉はそう言って僕を見つめる。

「あんた、色白ね!」

いきなりそんな事を言い出す姉。
「なんだよ・・・急に・・・」僕は驚いて聞き返す。
「真ちゃん・・・美形ね・・・」まだ言う姉;;;
「・・・どうしたのさ・・・」そう言いながら僕は悪い気はしなかった。

「ココ座って・・・」姉は僕をテーブル席に座らせいきなりケープを掛けて来た。
「うわ!」突然の事にびっくりして振りかえると姉は化粧道具を持っていた!

「ちょっと・・・姉さん・・・」僕が言いきり前にパタパタ化粧を始める姉。
「・・・うわ・・ボっ・・」
「いいから・・・そのまま・・・」
「やだよ・・・こんなの・・・」
「今終わりにすると・・・こんなんだゾ!」姉は鏡を出し僕の顔を映す。

・・・ゲ!・・・なんじゃコリャ!・・・

化粧途中で真っ白くなって変な顔に僕は驚いた。
「このまま終わりにする?」姉はそう笑いながら言う。
「・・・任せるよ・・・」そう言うしかない僕!
姉は”待ってました”とばかりに化粧を再開する。

 

「うわ〜・・・可愛い〜・・・」

姉は筆を置きそう言いながら鏡を僕の前に置いた。
・・・なんだよ?・・僕の顔・・・・?・・・
鏡に映された顔は、学生時代の姉そっくりであった!
「さすが・・姉妹よね・・・」姉は僕の顔に満足したのかそんな風に言った。

カラン!

店のドアが開いてお客が入ってきた。
もう今日は来ないと思っていたので驚いたが、客商売であるから帰れとは言えない!
姉は直に客に向かい僕はカウンターの隠れた。
「新しいコ入ったんだ・・・」そう言いながら僕の事をジロジロ見ている。
「・・・妹なの・・・」姉はそんな事を言ってコップを置いた。
「ふ〜ん・・そうなんだ」そんな事を言いながら僕達を見比べている。
「・・・今日、弟用事があって来れなくて・・・代わりに・・・」
「弟さんよりアノ娘の方が良いんじゃないの?」
そう言ってまた僕を見つめる。
僕は俯き見られないようにしていた。

 

「アノ娘なら毎日通っちゃうけどな・・・」お客はそんな事をいいながらコーヒーを飲んで帰っていった。
「参ったな・・・いきなりだもん」僕はカウンターから出てくると姉の様子がおかしい。
「どしたの?姉さん」
「真ちゃん・・・明日から・・・その格好で手伝って!・・」姉はそう言ってきた!
「・・・こんな格好でか!・・・」
「・・・良いじゃない!・・・バイト代増やすからさ・・・」姉はそう笑いながら言う。
僕の心は大きく揺れていた!

「じゃあ・・・2倍でどうだ!」

姉は僕の心を読んでいたかのようなタイミングで言ってきた!
僕は躊躇わずに頷いた!

それ以来こんな格好で店を手伝っている。
常連も増加した今、なかなか辞められそうにない!・・・もちろんこんな格好の事;;;
受験も段々近付きどうしたら良いのか心配のなってきたぼくであった!

 

「「「真美ちゃん・・・今日のセットは何?」」」
休憩を終わって戻るとそうぼくに言ってきた集団?があった。
「今日は・・・グラタンとアイスティよ・・・武田さん+3人さん・・・」そう僕は答える。
「「「そんな〜」」」
「じゃあ・・・山口さんと大勢?」
「「「ちゃんと言ってよ」」」(・・・疲れた・・・作者)
「もう・・・1,2,3,4号でいいでしょ!」ぼくは笑いながら言いきった!

この4人高校のクラスメイトで共に大学にふられた仲間なのだ!
”僕”の喫茶店を常用してくれている連中だが”ぼく”には迷惑なことだ!
いつばれるかも知れないから・・・
そのうえ、こいつらは・・・

「真美ちゃん・・・映画のチケットあるんだけど・・・」そう言って今日は山口がぼくに誘いを掛けて来た。

来るたび誰かがデートに誘うのだ・・・ぼくを!・・・
ぼくはただ微笑み受け流す。
「山口・・・無駄な努力だったな・・・」武田はそう言って笑う。

「真美ちゃん・・・」3人目が声を掛けて来た・・・木村だ・・・
「なに?・・・」ぼくは聞き返した。
「アイツは・・・どうしてる?」
アイツ・・・つまり”僕”のことだ!
「お兄ちゃんはなんにも言ってこないから・・・」ぼくはそう答える。
祖父の実家の手伝いに行っている事になっているのだ。
「たまにはコッチにも顔出せって言っておいてよ」そう言いながらコーヒーを口にする。
「今度来たら言っておくわね」姉はそう言って僕に目線を送る・・・判った?真ちゃん・・・
ぼくはスカートに目線を落としてから姉に向いた・・・これじゃ行けないでしょ!・・・そんな目線で!・・・

・・・男に戻っていけば?・・・
・・・いつも遅くまで手伝ってるでしょ!・・・
・・・朝行けば良いじゃないの?・・・
・・・姉さんが起きてくれればね・・・
・・・人のせいにするつもり?なの・・・
・・・じゃあ、こんな事しなくて良い?・・・
・・・それは・・・

しばらくそんなやり取りを目線で行っていた。

「どしたの・・・黙ったままで・・・」そう木村は言いレシートに手を掛けた。
「なんでもないの・・あ、3120円です」僕はそう言ってお金を受けとった。
「またね・・・」そう言って4人は店を出て行く。
”明日は俺だからな”そんな声を残して・・・
・・・いい加減にせい!・・・そう言ってやりたいぼくだった。

 

「にゃ〜・・・終わった・・・」テーブルに新しいコースターを置きながらぼくは呟いた。
「お疲れ・・・」姉はそう言いながら今日の売上を計算している。
「良し・・・終わった・・・」そう言って帳簿を畳むと僕に振りかえる。
「どう?売上」
「良いわよ・・・あんたのファンのおかげね・・・これも♪」
姉はそうぼくに微笑みながら言った。
「これ・・・いい加減辞めたいんだけどな・・・」スカートに目線を落とし僕は言った。
「も少しそのままでいて・・・真ちゃん・・・」
「どうしてさ?」
「実はサ・・・」
「実は?・・なんだよ」

「これに載ったの・・・あんたの事♪」

そう言ってミニコミ誌を僕に差し出した。
「何これ?」ミニコミ誌を受け取り捲り出すと僕の写真が載っていた。

”街角喫茶の可愛い娘”

「なんだ・・・これ!」僕は驚いて雑誌を落としてしまった。
「誰かが・・・あんたの事雑誌に投稿したのよきっと・・・」
「これじゃ・・・僕は・・・」
「だから・・しばらくそのままでいてね!」姉はそう言って笑った。
「そんな〜」僕の声は夜空を駆け巡っていた!

 

つづく

2001.05.18  kagerou6


どうも、kagerou6さん、素敵な作品をありがとうございました!
皆さま、楽しんでいただけたでしょうか?
皆さまのおかげで10000HITを超えることができました。心よりお礼申し上げます。
これからも末永くこのページをよろしくお願いいたします。

mk8426

 

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