・・・夏祭りの・あ・の・娘♪・・・
喫茶KUBOTA・4
作:kagerou6
「ほら・・・足元気をつけて・・・」彼!はそう言ってぼくの手を握ったまま歩いている。
ここは店から程近い神社で、彼がぼくを誘った夏祭りの場所!
その、神社の入り口でぼくは彼に手を引かれ歩いていた。
「・・・暗いから・・・」彼はそういってぼくに合わせて歩いている。
「大丈夫ですよ」ぼくはそう言いながら何とかついて行った。
「無理しないで♪」彼は立ち止まりぼくを見つめている。
「大丈夫です!朝美さん」ぼくは浴衣の帯が苦しいのを我慢して彼にそう答えた。
彼の名前は朝美・・・れっきとした女性;;;である・・・そいで、姉の友人(笑)・・・
ぼくは彼女が、彼!だとは,さっきまで気付かないでいた・・・
約束の時間前に来た彼女は、訳の判らない事を言いながらいきなり着替え始めた!のである
彼女に姉は何やら言っていたが、姉も途中で気付いたのか”ニヤリ!”として彼女の手伝いを始めた!
そう・・・彼女が彼!になる為の・・・
服を着ても判らないぼくは・・・最後に彼女の頭にカツラが載って気付いたのである・・・そこにいるのは、あの時に助けてくれた彼!だって事に(涙)
「・・・あ・・ま・・あさ・・・」着替え終わった彼を見て、驚いていたぼくに彼は笑っていた・・・あのときの笑顔で・・・
そんなぼくを彼!は約束どおり、夏祭りにエスコートしているのだった。
道ですれ違う人が何やら言いながら離れていく!
「あの人、カッコイイ!」とか(笑)いいながら・・・
「なんだ・・・彼女と一緒なんだ・・・」とか(涙)
「どこ向いてんだよ?」
「あ〜あ・・・あんな彼が・・・隣なら・・・」とか(おいおい)
挙げ句には・・・ケンカまで(笑)・・・
良くも悪くも彼!として目立っているみたいだ・・・
・・・確かに間違い?じゃ無いんだけどな・・・そんな事を考えながらぼくは彼を見上げた(涙)
ぼくより高い身長
短い髪の毛(カツラだモンな)
平らな?胸
豪快な歩き方!
・・・どこから見ても(笑)立派な男性にしか見えなかった。
・・・こんな事でいいのかな・・・そんな事を考えていたら、別の声が聞こえてきた。
「あの彼女・・・可愛い!」とか(涙)
「どこ見てんのよ!・・・このスケベ!」とか(あ〜あ)
「なんで・・隣が・・・」ため息をつく声にケンカが始まる(涙)
・・・今度はぼくのせい?・・・
意外な事に確認したいが出来る筈もなく、ただ彼の後を歩いていった。
・・・これじゃ周りから見たらどうしたってぼく達は・・・足に絡み付く浴衣にぼくはため息をついていた。
「なんだい?・・・デートかい?真美ちゃん」そんな声に顔を上げるとそこには店の常連の顔があった!
慌てて彼の後に隠れたが遅かったらしいく、その人物慶さん!はぼくに向かって指を向けていた。
「・・・真美ちゃんの彼氏かい?・・・」
・・・あちゃ・・・よりによって・・・
「ふ〜ん・・・いつの間に彼なんて・・・」
じろじろ見つめる慶さんにぼくはただ俯くだけだった。
しかし!
ぼくの前に立つ影があった!
そう・・・朝美さんである(笑)
「彼女になにか?」そう言って見つめる彼!(笑)
そんな毅然とした態度に慶さんはタジタジである(笑)
「いえ・・・その娘は・・・」そう答える慶さん・・・朝美さんが女!なんてこと気付いていない。
「知り合いだって・・・礼儀があるでしょう?」そういう言葉は丁寧ではあったが、慶さんを覆い尽くしていた!
はっきりいって朝美さんは,脅し!ていたのである。
慶さんはといえば、自分より大きな青年に上から見下ろされ(笑)はっきりビビっている。
「噂は彼女のために良くないですから」そう言って見つめると,慶さんはそそくさといなくなり朝美さんは豪快!に笑った。
・・・あれじゃ、だれも女性!なんて気付きもしないな・・・
・・・あの毅然とした態度・・・あれじゃだれも・・・
そんなぼくの心を感じたのか彼はニヤリと笑っていた!
「真美」境内で目に付いた夜店に駆け寄り、わた飴を差し出す彼!
「あ・・・ありがとう」ぼくはそう言って受け取ると、彼?を見つめた。
「どうかしたのか?」元々低い彼女?の声はどう贔屓して聞いても男!の声にしか聞けなかった。
・・・それに、こんな事されちゃ・・・わた飴を頬張りながら、男らしい(笑)彼女?をまともには見れないでいたからだ。
「嫌いだったか?」心配そうに声を掛けてきたが、ぼくはただ首を振って答えただけであった。
「ここは・・・来た事あるんだろう?」そう彼?は言いながら、ぼくの手を握ったままでいた。
「ぼくは・・・ここには・・・その・・・」ぼくは俯きながら、曖昧に答えるしか出来ないでいた。
「・・・ごめん!・・・」そう言ってまた前を向いている。
「・・・あの、まさか・・・」
「雅美から聞いていたんだ・・・」
「姉さんから・・・ぼくの事・・・」
「隠さなくても・・・いいんだよ・・・」彼女はそういっている。
・・・姉さん、ぼくの事朝美さんに?・・・何も言わないで付いていくぼく。
「真美ちゃん・・・君は,雅美の・・・」朝美さんは立ち止まりそう呟いた。
「・・・・」そんな彼女の言葉に何もいえないぼく。
「君は朝美の・・・妹なんかじゃなく・・・」
・・・もう!姉さんの馬鹿!朝美さんに言っちゃったの・・・ぼくは体を硬くしながら彼女の言葉を聞き、そう思っていた。
「君は・・・真君の恋人なんだね」
振り向きぼくの肩に手を置いた彼?はそう言った!
・・・まこと・・君の・・こ・い・び・と!?
「え?・・・ええええ」
ぼくは意外な一言に声を大きくしていた。
「ぼ・・ぼ・ぼくは・・そ・・んなじゃ・・・」
「じゃあなんでどもっているのかな?」笑いながらそう聞いている。
「いきなり言われれば誰だって・・・どもりますよ」
「だいたいどうしてぼくとお兄ちゃんが・・・」
「・・・違うの?・・・」
その言葉にぼくは頷いて答えた。
「じゃあ・・・俺と付合わない?」彼?のいきなりの攻撃(笑)にぼくは固まった!
「あ・・・さ・・い・・ま・・・」
「だから・・・俺と付合わないかと?」
彼の一言でぼくは完全にパニックになっていた!
・・・ええと、朝美さんは女だけど今は男で、ぼくは男だけど今は女で・・・
・・・でも、廻りから見たら男と女で・・・
・・・でも、朝美さんはぼくの事、女だと思っているはずだし・・・
・・・まさか朝美さんて○ズ?・・・いきなりそんな事が浮かぶと、ぼくは上目遣いに彼を見上げた。
「なんだい?俺の事嫌いなのか?」そう男らしい言葉を掛けてくる彼?
「嫌いなんかじゃないです!」
「あれ?・・・まさか真美・・・」彼はそう言いながら笑う。
「何が可笑しいの?」
「本気にした?」
「そんな事無いです!」ぼくがむきになって答えると彼は大声で笑っていた!
・・・もう、いったいこの人って・・・ぼくは笑う彼を横目にため息をついていた(涙)
「さてと・・真美」夜店の前でそう呟いた・・・いっそう低い声で!(デ○ラー総統みたいな声だよ*作者)
「どれにする?」
「りんご飴!」ぼくはさっきの事でブスっと言うと彼は笑って手を引いた。
「後は・・・なんだい?」
「イカ焼き、フランク、わた飴・・・あと・・・」
「おいおい・・・子供じゃ無いんだから・・・」
「ぼく、子供でいいもん」プイっと横を向き答えるぼくに彼は笑っていた。
一通り夜店を食べ尽くし(笑)イベントも見終わってぼく達は鳥居の脇に立っていた。
「もう・・・子供の時間は終わりだから・・・ぼく帰る!」
「なんだい・・・さっきの事・・・」彼は意外そうな顔でぼくの事を見つめている。
「いいの・・・ぼく子供なんだから・・・」そう言い切り!ぼくは歩き出した。
「ちょっと・・・真美ちゃん」いきなり彼はそう言うとぼくの肩に手を置いた。
・・・あれぇ?・・・いきなり・・・突然の事に、ぼくは肩に置かれた手を見つめていた。
「子供じゃ・・ないよ」そう言いながらぼくの事を見つめ出す彼?
「何がです?」肩に置かれた手が気になってぼくはあいまいに答えていた。
「ココとか・・・」そう言いながらぼくに顔を近づけてくる。
「ちょっと?・・朝美さん?」
「誰が見たって・・・君は・・・」甘い雰囲気を纏いながらそう呟く彼!
「・・・立派な・・・」そう言いながら肩に置いた手を降ろし、ぼくを抱きかかえるようにし始めた!
・・・あれ・・・まさか・・・・
「あれ・・見てごらん?」彼は?顔を近づけぼくの耳元で呟いた。
「あれ?・・・って・・・」意外な事に聞き返しているぼくに、脇の木の影を見るように囁いている。
・・・木の・・陰?・・・彼に抱かれたまま?木の影に目を向けると・・・そこには若いカップル!が、あんな事やこんな事をしていた(自主規制)
・・・うわぁ〜・・・ぼくの目に入ってきたそれに、口をパクパクしながら見入ってしまった。
「ほら・・・あっちじゃ・・」そう彼は別の木を見ながら呟いている。
・・・あっち?・・・言われるままに目を向けると、もっとアダルトなカップルがアダルトな事をしている(自主規制2!)
どうやらココはそんなカップルの溜まり場のようで、あちこちでそんな光景が見うけられていた。
どこを向いてもそんなのばかりで、目のやり場に困ってしまったぼく
結局、そんなのの無い光景・・・彼を見つめることになってしまった!
「なんだ・・・真美は・・・」
「え?」ぼくは彼の言葉に顔を上げると目が合ってしまった!
「こうして・・・欲しいんだろう?真美」そう言いながら彼の唇!がぼくを目指して突き進んでくる(笑)!!
一瞬ぼくの唇!が無防備になったようで彼はそこを狙ってしかけてきたのだ(笑)
近づく唇にぼくは、両手に力を入れた!
2002.03.13 kagerou6
ども、kagerou6さん、またまたまたまたありがとうございます〜♪
いやー、彼は彼女で、彼女は彼だったんですね(笑)。
雰囲気は最高潮!いやー、自主規制の嵐ですなぁ(笑)。さあ、どうなる?真く・・・じゃない、真美ちゃん(爆笑)。
2002.03.14 mk8426